はてなブログからnoteに引っ越しました。今後の読書会の開催案内やレポートなどは、noteで更新していきます。
最新の情報は、下記のnoteをご確認ください。
今後とも、よろしくお願いします。
はてなブログからnoteに引っ越しました。今後の読書会の開催案内やレポートなどは、noteで更新していきます。
最新の情報は、下記のnoteをご確認ください。
今後とも、よろしくお願いします。
井上ひさし『吉里吉里人』〈下巻〉読書会の開催のお知らせです。
『吉里吉里人』を読む最後の読書会です。
今回は下巻を中心に、全3巻を通して作品について考えます。あらすじを簡単に確認したあと、印象に残った場面や人物、作品が描いたものについて自由に話します
参加申し込みの前に当読書会の趣旨とルールをご一読ください。
課題本・参加条件・開催日時・場所・申し込み方法等
《課題本》
井上ひさし『吉里吉里人』下巻(新潮文庫)
単行本でも可です。
《対象者》
他の人を話を聞ける方で、当日までに課題本を読了できる方。
読書会で話したいテーマや特に気になった箇所を発表ください。
読まれた本はご持参ください。
以下、場のルールです。守れない方は参加不可とさせていただきます。
・人の話を遮らない
・侮蔑的・攻撃的な発言は禁止
・なるべく一人で長々と話さない
《日時》
2026年9月22日(火)祝日 午後1時30分から午後3時30分まで
《場所》
ナセBA(米沢市) 体験学習室
《参加費》
無料
《定員》
5名ほど
《申込期限》
2026年9月19日(土)
参加ご希望の方は、ご連絡ください!
《申込方法》
Instagram、メール、Xなどでお願いします。
Mail: benidoku2024@gmail.com
一冊の本をみんなで読み、その本について自由に考え、話す読書会です。
「ここはどういう意味だろう?」
「この人物はなぜこうしたのだろう?」
「作者は何を描こうとしたのだろう?」
といった問いを、本文や自分や他の人の経験と知識をもとに考えていきます。他の人の読みを聞くことで、自分一人では気づかなかった作品の面白さや意味を発見することを大切にしています。
全体の時間は90分です。基本的に時間通りに終わることを心がけています。
Ⅰ 自己紹介(名前だけでOK仮名有り)+(アイスブレイク) 5分 1人1分程度
Ⅱ 感想 10分 1人3分程度
Ⅲ 対話① 25分
Ⅳ 休憩 10分
Ⅴ 対話② 40分
Ⅵ SNS・ブログ等用の記念撮影
Ⅶ 終了
※よく聴く。
※頭ごなしに否定しない。
※知識のひけらかしをしない。
1人で長く話さない。
主催者や参加者への悪口や人格攻撃をしない。
冷静であること。
挑戦(チャレンジ)するのは著者と課題本に対してだけする。
井上ひさし『吉里吉里人』〈中巻〉読書会の開催のお知らせです。
課題本・参加条件・開催日時・場所・申し込み方法等
《課題本》
井上ひさし『吉里吉里人』中巻(新潮文庫)
単行本でも可です。
《対象者》
他の人を話を聞ける方で、当日までに課題本を読了できる方。
読書会で話したいテーマや特に気になった箇所を発表ください。
読まれた本はご持参ください。
以下、場のルールです。守れない方は参加不可とさせていただきます。
・人の話を遮らない
・侮蔑的・攻撃的な発言は禁止
・なるべく一人で長々と話さない
《日時》
2026年8月30日(日)午後1時30分から午後3時30分まで
《場所》
ナセBA(米沢市) 体験学習室
《参加費》
無料
《定員》
5名ほど
《申込期限》
2026年8月23日(日)
参加ご希望の方は、ご連絡ください!
《申込方法》
Instagram、メール、Xなどでお願いします。

2026年7月19日(日)に井上ひさし『吉里吉里人』〈上〉読書会を、米沢ナセBAで開催しました。
ご参加頂きました皆さまありがとうございました。
3回に分けて行いますので、1回目の今回は井上ひさしの年譜について確認しました。上巻は、私小説的なところもありますので、井上ひさしの生い立ちについて参加者のみなさんと共有しました。
次に、フリートークを行いました。
印象的だったのは、「方言」でした。東北地方の方言は、なぜか話すのが恥ずかしい、笑われたら嫌だなぁと思ってしまいます。中央の人たちからは、イントネーションを訂正されたりします。参加者の皆さんも同様の経験をされていました。
吉里吉里国は、ズーズー弁を吉里吉里語として、日本から独立しようとします。吉里吉里人は、日本語も流暢に話すことができますが、自分たちは吉里吉里人であることから日本語を使わず、「吉里吉里語」を用いると宣言します。そこには、井上ひさしの中央から押しつけられ、負の感情を持たされた方言に対する「矜持」を感じました。
また、参加者と対話するなかで、地域内でもあちらとこちらを使い分け、その方言内で綺麗さや汚さを格付けているのがおもしろかったです。
方言の綺麗さとはないか。そもそも、言葉の綺麗さや汚さをいかに格付けされるのか。その方法が気になりました。
さらに主人公の古橋は、作者の井上ひさしのようであり、「私小説」のようだという感想がありました。私もそのように思いました。
私小説と思った理由は、古橋と井上ひさしの下記の共通点にあります。
こうした作品の記述と作者の共通点から、古橋=井上ひさしという私小説らしさが感じられました。
このような記述は、井上ひさしが古橋=自分として読むように読書に提供していると考えられます。
参加者も、わたしが作成した井上ひさしの略年譜を見て、私小説らしいと思ったそうです。
井上ひさしという作者についての知識があれば、私小説として読めるということがわかります。
このように「私小説」という理解は、作者が私小説として読解可能な記述を提供し、読書が作者についての知識を用いることで可能となる相互行為的なものであるといえそうです。
もっとも、私小説といっても井上ひさしは、完全に同じ人間とはしておらず、虚があります。それは古橋が健忘症だったことです。
読書会で古橋の健忘症について問いましたが、参加者からは、作者に聞かないとわからないや中巻以降に明らかになるという回答を頂きました。
わたしは、古橋を健忘症にすることで私小説らしさに「笑い」を取り込んだと思いました。
例えばは、英語教師が古橋に悲しいという意味のラメンタブルを、ラーメン食べると悲しいという語呂合わせで覚えさせてようとしたしましたが、それを自分で新たに「ラーメン食べるとうれしい気持ち」に変えました。
英語教師は、それに感動し自分のラーメンが悲しい食物という認識を嬉しいに変えました。
「きみの言葉をよい教訓に、今後は二元論的立場からラーメンについて考えてみることにしよう。ついでだが、これからぼくはラメンタブルの意味を『うれしい』と解することにする。なに、英和辞典に『悲しい』とあっても知ったこっちゃないさ」P354
「語呂合わせ」は井上ひさしが好んで使う言葉遊びです。井上ひさしは、この言葉遊びを使い、「先生(教える人)」と「生徒(教わる人)」という関係を「先生が生徒に教わる」関係に関係性の転換をはかり、「笑い(パロディ)」に変えています。私小説らしいエピソードに健忘症という虚を挟むこどで、それを用いて笑いに変えるという実践がなされていえます。
私小説は、作者の劣等感や辛い体験を告白する描写が多いように思われます。井上ひさしも幼少期に母親と離れて養護施設(孤児院)に預けられたことは、辛い体験だった想像するのは難しくありません。
古橋も施設に預けられており、辛い過去だったと思いますが、それを笑いに変えることが井上ひさしの「私小説」の技法であるとラメンタブルの話から思いました。
参加者の方から、P565の「泣ぐのが嫌て笑って居る者の気持コ、お前様にゃ判らねえべのう」はいい台詞だと思いました。「ひょっこりひょうたん島の歌詞でも言われており、井上ひさしの大切な考え方だったのだと思いましたという感想をいただきました。
辛い体験を笑う/笑いに変えることは、井上ひさしが作品を作る上で大切なことであり、それは自らの体験も同じであり、私小説らしく書くことはその実践の一つであると読みとることができます。
次回、中巻は8月30日(日)13:30〜15:30になります。場所は同じナセBAになります。
よろしくお願いします!

6月21日に、米沢市のナセBAで廣田龍平『ネット怪談の民俗学』の読書会を開催しました。参加人数は、主催含め4人でしたが、和気あいあいと怪談について楽しく語りました。
ご参加いただいた皆さまありがとうございました。

本書は、ネット怪談の1990年代から2020年代までの歴史を概観するものでした。ネット怪談は、市井の人々が共同構築するものであり、誰が作ったのかが分からないものです。そのため、誰も収集しなければ消えていくものです。著者である民俗学者の廣田は、ネット怪談を収集することは、民俗学的な意義があるといいます。なぜなら、これまで民俗学はそうした市井の人々が作った物語である昔話や伝説を収集し、市井の人々の営みを明らかにしできたからです。
読書会では、まず始めに、参加者の皆様から感想をお聞きして、次に私が本のまとめ・振替をして、フリートークを行いました。
今回は、事前にフリートークのテーマを募集しており、それに沿って怪談についておしゃべりをしていきました。
フリートークの中で印象に残ったのは、怖い話は、怪談は聞きたくないけど聞いてしまう、コックリさん、赤い部屋など怖い体験はしたくないけどしてしまうといったアンビバレントな行為でした。そこには「怖いけど楽しい」があるようでした。一方で、怖いものでも震災や詐欺、熊の話や体験は楽しくないものでした。
ネット怪談では、電子掲示板への投稿作者が不明で、本当かどうか、ネタたかどうかということがわからない曖昧なことが特徴であると廣田はいいます。
こうした曖昧な状況が、ネット怪談のスレッドの住人にきさらぎ駅やくねくねを考察させ、解説をさせたりして、楽しませているようにみえます。
また、コックリさんを実際にしたことがある参加者は、お寺の境内で友達同士でしたとおっしゃっていました。お寺の境内という雰囲気作り、友達同士での「きゃー、わー」という反応がおもしろかったといいます。
こうした怖い話や体験が楽しくなるのは、こうした投稿者の曖昧な語りや周囲の反応、状況設定などの演出などによって、語り手や聞き手が相互に作り上げていくものであるからのように思われます。
つまり、不思議で怖い話が楽しさと結びつくのは、こうしたそこに参加している人たちが、お互いに楽しいものにしようと工夫する「楽しみの技法」によって成し遂げられているのです。
私は、できれば怪談という不思議なものに接触したくないと思っていましたので、参加者の方々の楽しそうに語る不思議で怖い体験談をうらやましく聞いていました。
うらましや〜。
次回は、井上ひさしの代表作で金字塔の『吉里吉里人』を全3回で完読していきます!
一緒に挑戦して頂ける方を募集中です!

『吉里吉里人』読書会スケジュール
第一回 上巻 7月19日(日)
第二回 中巻 8月30日(日)
第三回 下巻 9月22日(火)祝日【国民の休日】
時間:午後1時30分〜3時30分
場所:米沢市ナセBA 体験学習
下記URLが募集要項になります!
当初は、20回も続くとは思っておりませんでした。ここまで続けることができましたのは、ひとえにご参加いただいた皆さまのおかげです。
記念すべき第20回も、よろしくお願いいたします。
そして、20回目ということで、ここは初心にかえりまして、第1回目同様に一冊の本を3回に分けて読んでいきたいと思います。
今回の課題本は、山形県川西町出身の劇作家・小説家、井上ひさしの金字塔『吉里吉里人』です。
井上ひさしは、高校生の頃から「国家の独立」というテーマに関心を持ち、その問題意識を20年間にわたって作品の中で探求してきました。
『吉里吉里人』は、農業(米問題)、憲法、言葉(国語と方言)、地方、政治といった井上ひさしの関心領域を溢れんばかりに盛り込みながら、架空の東北の村が独立国家を宣言する大胆な設定で、「国民国家とは何か」を笑いながら考える長編小説です。
文庫版は、上・中・下の全3巻ですが、月に1冊のペースで読み進めます。
この機会にぜひ一緒に『吉里吉里人』に挑戦してみましょう。
『吉里吉里人』読書会スケジュール
第一回 上巻 7月19日(日)
第二回 中巻 8月30日(日)
第三回 下巻 9月22日(火)祝日【国民の休日】
時間:午後1時30分〜3時30分
場所:米沢市ナセBA 体験学習室
《課題本》
井上ひさし『吉里吉里人』上巻(新潮文庫)
単行本でも可です。
目次ですと第1章から第8章までの範囲です。
《対象者》
他の人を話を聞ける方で、当日までに課題本を読了できる方。
読書会で話したいテーマや特に気になった箇所を発表ください。
読まれた本はご持参ください。
以下、場のルールです。守れない方は参加不可とさせていただきます。
・人の話を遮らない
・侮蔑的・攻撃的な発言は禁止
・なるべく一人で長々と話さない
《日時》
2026年7月19日(日)午後1時30分から午後3時30分まで
《場所》
ナセBA(米沢市) 体験学習室
無料
10名ほど
2026年7月11日(土)
参加ご希望の方は、ご連絡ください!
Instagram、メール、Xなどでお願いします。
Mail: benidoku2024@gmail.com