日常文庫@紅花読書会

日常に関すること。山形市で紅花読書会を開催しています。

来月で最終回 ハン・ガン『菜食主義者』読書会 これまでの感想

ハン・ガンの『菜食主義者』は、「菜食主義者」、「蒙古斑」、「木の花火」の3つの短編からなる小説です。

 

2月11日に「菜食主義者」、3月17日に「蒙古斑」を対象にしたオンライン読書会を行いました。

来月が最終回になります。

第1ー3回 2024年4月28日 日曜日 10:00〜11:30

対象範囲:「木の花火」199頁〜291頁まで

 

参加者から面白いと好評の小説です。ラストどうなるか、私も楽しみです。

 

現在のところ主催を含め4名の方が、参加していただいています。

まず、簡単な自己紹介と本の感想を述べていただき、次に気になる箇所をディスカッションする流れで進みます。

 

参加者の感想を少し紹介します。

 

菜食主義者

どう生きていくを決定していく、それぞれが自由に生きていくと

嫌だと言ったら嫌だ

暴力性は生きる根源 

生きることは暴力から成り立っている

逃れることはできない宿命

腕、目、口は暴力性があるが、

胸は暴力性がない

 

蒙古斑

空っぽの両目 139

宇宙に引っ張れる、自然

主体的な努力をせずに死んでいく

あるがままに生きる

現実と非現実的

現実に生きれないなら死ぬしかない

常識から外れると死

社会的に死

肉食と性交

義兄と義妹の近さ

インスピレーション

きっかけが近い 

 

まだまだ様々な感想があり、議論が縦横無尽に飛び、とても楽しく、深い読書会でした。